• sitemap
  • 搜尋
  • line
  • ig
  • fb
menuclose

発展の核心

伝統芸能と生活の美学をつなげる場所へ

伝統芸能の本質とは何かと考えるとき、それが民間の生活芸能の美であり、私たちの生活に根を下ろし、生活に伝わるものであるということを発見するのは、そう難しいことではありません。これらの「美」は、歳月の蓄積を経て、いまでは「伝統芸能」となっています。そのため私たちは、国立伝統芸術センターのブランドを立ち上げるにあたり、伝統芸能とは生活から切り離すことができず、伝統の善と美の価値を生活の中から消し去ることはできないということを明確に認識するに至りました。

伝統芸能のブランドを完全に、且つ全面的に発展させるために最も重要なことは、「人」の価値と芸能を浮き彫りにすることにほかなりません。ここでいう「人」とは、芸能に携わる人々や、伝統芸能の表現者だけではありません。さらには入園者や一般市民などを含む人々を、私たちはまとめあげる必要があります。しかし、「人」の価値と芸能を浮き彫りにするためにはどうすればよいのでそうか。弊センターは、「入園者による体験」を主体に当園のプログラムを企画する必要があると考えました。五感を使った新しい体験を取り入れることで、入園者が体験後の感動を伝え、それにより、伝統芸能の伝播をより多元的で厚みのあるものにしたいと考えています。それでこそ、伝統芸能をより深く、しっかりと生活に取り込むことができ、私たちの生活から伝統芸能を忘れ去ることがなくなると考えるからです。